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めん羊も人間も同じ
・・・・・大井 公世さん(羽幌町)


焼尻島は羽幌町の沖合に浮かぶ自然豊かな緑の島だ。暑寒別天売焼尻国定公園に指定されている。特にイチイの原生林は国の天然記念物となっている。
この焼尻島には、漁民の副業振興策として、オーストラリアからサフォーク種が導入され、その飼育が行われてきた。

大井さんは、町営牧場の管理人として35年前にこの島にわたった。

酪農を営む家で育った大井さんにとっては、めん羊
を飼育する仕事に携わることは転職だったに違いない。めん羊一筋の人生である。

昨年4月に町営牧場は指定管理者に移譲され、萌州ファームが経営を引き継いでいる。フランスの沿岸牧草地で塩分をたっぷりと含んだ草とコケを食べて育った子羊を「プレ・サレ」と言うことから、日本海の潮風を受けて育った焼尻島のサフォーク種を「プレ・サレ・焼尻」と名づけた。希少価値が高く、地元でもなかなか口にする機会が少ないが、人気の高い高級食材だ。

大井さんいわく、「めん羊はわがままで贅沢だが、がまん強い動物なんだよ」。
性格を分析し、健康状態に常に気を配っている。病気のサインもなかなか見せないため、毎日気が抜けないという。

「こーい、こいこいこい」と羊たちを呼び寄せる大井さん。
その声に呼応して集まる羊たち、めん羊の気持ちがわかる大井さんに、羊たちも慕っているようにさえみえるのは気のせいではないだろう。



2009.07.31 羽幌町

顔と四肢が黒く毛が短いのが特徴。
愛らしいサフォーク種。

  「プレ・サレ・焼尻」に関するお問い合わせは萌州ファームへ。
   電話0164-42-2255


大井 公彦さん



息子の公彦さんと二人で、560頭のめん羊を育てる。


「プレ・サレ・焼尻」へのお問い合わせ先

萌州ファーム㈱
電話:0164-42-2255
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