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素材本来の味を子供たちへ・・・・・吉光和敏さん(天塩町)

 北るもい漁業協同組合職員で、幌延町・天塩町・遠別町のてんぽく地域の住民で構成する「てんぽく活性化委協議会」のメンバーとしても活躍している、吉光さんが力を注いでいるのは、天塩が誇るシジミをはじめとする海産物や農産物のトレーサビリティ(※1)化だ。

 いつ誰が、どんな環境で、どんな方法で獲っているのか。地域の特色もQRコード(※2)で情報提供するシステム構築の準備段階だ。産地偽装など食の安全が問われる今だからこそ、生産地からの情報発信が新たな風になると信じている。

 今年から東京都内の小中学校7校の給食に天塩のサケやカレイが使われている。
 豊かな感性と強く生きる力を育むには良質の食材が大切であり、多くの子供たちに「素材本来の味」を知ってもらいたいと願う吉光さんは、秋に漁師さんと一緒に学校訪問し、出前授業も行った。天塩の食材と地域の魅力を直に伝えることは、吉光さんの考える「トレーサビリティ」に近づいている。

 吉光さんは言う。「天塩の漁師さんや仲間に支えられて夢中で走っています。ひとりでは何もできませんから」そして、笑顔がはじけた。

※1 トレーサビリティ ※2 QRコード
物品の流通経路を生産段階から最終消費段階や廃棄段階までの追跡可能な状態。 白黒の格子状のパターンで情報を表す二次元コード。バーコードよりも情報を多く格納できる。



るもいfan通信VOL20
谷戸小学校での授業の様子はこちら

吉光 和敏さん
天塩のしじみ
中野区立谷戸小学校









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