苫前町のホワイトビーチに女性サーファーをたずねた。
彼女がサーフィンを始めたのは、知人に誘われ訪れたサーフショップで真っ赤なロングボードとの出会いから。それが彼女のストーリーの始まり。
「最初は全然立てず悔しくてサーフィンが好きといえるまでに1年かかりました。」
サーフィンの魅力は、「自然が相手の世界。ボードに立つと波と自分がひとつになれる。空と海をひとりじめできる瞬間が好きです。」ノーズライドは工藤さんが目標としているテクニックのひとつです。サーフィンの魅力を語る工藤さんの目の輝きが一段と増す。
サーファーは環境保護にも敏感だ。工藤さんもゴミを持ち帰ることがある。
「自然に還らないゴミは絶対に浜に残さないでほしい。」と願う。
「生まれ育った苫前が好き。自然に恵まれたこのマチでずっとサーフィンを続けていきたい。」
彼女の未来図には、波に乗る彼女自身の姿がしっかりとデザインされている。
2008.6.20 苫前町
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「二度と同じ波はこないから、この波に乗ると決めるのは自分です」
赤いロングボードは宝物
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