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ましけ歴史散歩
漁場の番付表、「定」とニシン漁〜


増毛町総合交流促進施設元陣屋から

■漁場の番付表、「定」
 その巨額の利益から日本海沿岸地域の隆盛を一気に担っていたニシン漁。
昭和30年頃を境に留萌沿岸では漁獲がまったく無くなってしまったが、
今回ご紹介する資料はそんな当時の様子を伝えている。
 当時のニシン漁は2月中旬から本格的な網入れへ向けた準備が始まり、
これに先出し各々の網元には全道各地や本州から労働者が集まってきた。
 この際、各人の持ち場や役職・担当などを書いて張り出したものが上記写真の
「定」と呼ばれる番付である。
船頭や下船頭、大工や帳場などの役職が並んでいる。






■最後のニシン漁
 番付板の最後には昭和31年の記述がある。
増毛町においてニシンのまとまった漁獲が記録されているのは昭和30年が
最後。
 結果的にはそれ以降記録に残るほどの漁獲はなかった。
ただ、当時のニシン漁は元来豊漁と不漁の差が激しかったため、たまたま
不漁な年が続いているだけでニシンは戻ってくると信じ網を入れる親方も
多くいた。
 この番付板は漁期が終わるとカンナで削るなどして消されてしまい、
翌年にまた新たに書き直されるが、資料の堀川漁場ではこの年に
漁をやめてしまったために「定」が消されず、そのままになってしまった。
最後のニシン漁の記録。
そう考えるとちょっと寂しい気持ちになる。
 ニシンの資源回復に放流事業が始まって10年以上が経過しているが、
以前のような「群来(くき)」は見られるのだろうか。


増毛町総合交流促進施設 元陣屋

住所北海道増毛郡増毛町永寿町4丁目49
電話:0164-53-3522
FAX:0164-53-3523
元陣屋HP 元陣屋で増毛の歴史を学びませんか

( 2010.02.25  情報提供:増毛町 小野 卓也 )
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